Tips!
〜PCI DSS監査現場より〜
よくある事例や準拠、運用の為のリアルなノウハウを
監査現場からお届けします。
数多の監査現場で遭遇した事例の一部を紹介します。コンサルのサポートで万全に臨んだ初めてのオンサイト監査より、準拠2年目、3年目で要件を満たしておらず、不準拠になるケースもあります。準拠の検討や今後の運用に、ご参考にして下さい。ご不明な点はぜひお問い合わせください。
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~解説~アカウントデータの保存を最小限にとどめる【要件3.2】 カテゴリ:v4.0
・アカウントデータを保存する場合、保存する理由と、どのように管理しているのかを明記してください。Tips! 「データ容量」も忘れずに。保存場所には「バックアップやアーカイブシステム、取り外し可能なデータ保存デバイス、紙媒体、音声録音」が含まれます。・オーソリゼーション(与信要求と承認)が完了するまで
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~解説~役割と責任の定義【要件3.1.1/3.1.2】 カテゴリ:v4.0
v4.0では、他の要件と同様、最初にセキュリティポリシーと運用手順の文書化と、役割と責任の明確化を定めていますが、他の要件以上にこの部分は重要です。 Tips! データの保存方法と保存先は決めてあっても、手順が整備されておらず、文書化されていないケースは散見します。要件3.3の要件を満た
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~解説~保存されたアカウントデータの保護-v4.0強化点「SAD」「オーソリ期間」-【要件3】 カテゴリ:v4.0
要件3は、保存したアカウントデータを確実に保護することが目的です。v3.2.1からの変更点に注意し、意図をくみ取って対策を強化してください。特に重要事項は幾つかピックアップしていきます。要件番号に3が付く関連記事をご参照ください。 要件3「カード会員データの保護」から「*アカウントデータの保護」に*
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~解説~カード会員データ環境(CDE)へのすべてのアクセスにMFAが実装とは【要件8.4.2】 カテゴリ:v4.0
要件8.4.2「カード会員データ環境(CDE)へのすべてのアクセスにMFAが実装されている。」は2025 年 3 月 31 日まではベストプラクティスで、それ以降は必須となります。すべてのアクセスとは?対象について「適用性の注記」には以下の通り記載があります。クラウド、ホスティングシステム、オンプレ
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~実録!QSAが監査現場で遭遇する事例シリーズ~【要件7.2】権限設定は慎重に カテゴリ:v4.0
ログの閲覧、PANの全桁表示、その他、複数の権限が1人に集中しているケースはありがちですが、アクセス・コントロールは必要です。管理者のロールを細かく設定した方が安全だからです。また、担当者が10人いれば、全員に同等の権限を与える必要はありません。DBを使わない人がパスワードを知っている、ネットワーク
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~実録!QSAが監査現場で遭遇する事例シリーズ~【要件9.2】CDEの線引きに自己流の解釈は禁物 カテゴリ:v4.0
CDE(カード会員データ環境)の設定を、自己流で解釈されているケースを見かけます。オープンスペースのオフィスの一角にでもCDEがあれば、PCI DSSの適用範囲はオフィス全体が対象になります。プロジェクトが異なるなどの理由で、特定のスペースを対象外にすることはできません。(補足)CDEは、カード会員
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~実録!QSAが監査現場で遭遇する事例シリーズ~【要件10.5】アンチウイルスソフトのログ管理が不十分 カテゴリ:v4.0
アンチウイルスソフトのログは1年間保存します。ログはログサーバで一元管理がベターですが、ローカルで保存する場合は、管理者の権限(アンチウイルスソフトのroot権限など)は、しっかり管理してください。1年間保存されていないケースが散見しています。
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~実録!QSAが監査現場で遭遇する事例シリーズ~ 【要件2.2】システム強化基準の重視 カテゴリ:v4.0
IT業界で認知された「システム強化基準」は、CIS、ISO、SANS、NISTの四つにほぼ限定されると言っていいでしょう。PCI DSS要件の中でもこれらが挙げられていますが、自社のセキュリティ基準として、信頼して参照していますか?メーカーも自社のフレームワークを土台に開発を進めることはいいのですが
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