3Dセキュア(本人認証サービス)とは
3Dセキュア(本人認証サービス)とは
3Dセキュアとは
3Dセキュアは、インターネット上でのクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証サービスです。Visa、Mastercard、JCB、American Expressなどの国際ブランドが推奨しており、各ブランドごとに名称は異なりますが、総称して「3Dセキュア」と呼ばれています。
従来の3Dセキュア(1.0)では、決済時にカード番号や有効期限、セキュリティコード、氏名などの情報に加え、カード発行会社から発行されたパスワードを入力することで本人認証を行っていました。
従来の3Dセキュアを進化させた3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)は、生体認証やワンタイムパスワード、QRコードスキャンなど、多様な認証方法が追加されました。
3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)は、2025年4月以降、EC加盟店(オンラインでクレジットカード決済を扱う事業者) において、原則導入が必須とされています。
3Dセキュアのメリット
近年、セキュリティ対策が不十分な加盟店等による、カード会員データの流出事故が増加しています。これに伴い、流出したカード会員データは、偽造カードや第三者が本人になりすます不正利用による被害が増加しています。本人のみ知り得るパスワードなど多様な方法による本人認証として、「なりすまし」などの不正利用を未然に防止するためのセキュリティ性が向上しました。また、リスクベース認証により、不正利用の危険性がある場合のみ認証が実施されるため、ユーザーの利便性も高まっています。
3Dセキュア2.0の主な特徴
- 多様な認証方法:ワンタイムパスワード、生体認証、QRコードスキャンなどが利用可能。
- リスクベース認証:不正利用のリスクが高いと判断された場合のみ認証が実施され、ユーザーの利便性が向上。
- セキュリティの強化:従来のIDとパスワードだけの認証に比べ、セキュリティ性が大幅に向上。
●対応ブランドとサービス名称
- Visa:Visa Secure
- Mastercard:Mastercard ID Check™
- JCB:J/Secure™
- American Express:American Express SafeKey®
ICMS(国際マネジメントシステム認証機構株式会社)の3Dセキュア監査サービス

当社は、PCI 3DSコアセキュリティ基準の評価機関としてPCI SSCより認定されています。PCI DSS監査とPCI 3DS監査をトータルで提供する事ができます。
ICMSソリューションズでは、3Dセキュアの準拠支援サービスを提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

